2019年12月01日
葬儀のスタイルが自由になっている今の時代ですが、当然ながら故人は本人であり自分の葬儀に生きて参加することはできません。亡くなってから身近な人やお世話になった人に集まってもらっても、自分の口で感謝の気持ちやお別れの言葉を伝えることができないとなれば、意味がないと考える人も今の時代では増えつつあります。
そのこともあり近年増えているのが、生前葬ではないでしょうか。その名の通り生きていて元気な間に執り行う葬儀というのが特徴であり、自分の口で別れや感謝を伝えられるという利点があります。本来の葬儀とは違い生きているのでしんみりとした雰囲気になることもなく、参列する人も気軽というのも魅力です。
香典ではなく会費制にすることも多く、金額で悩ませる必要もなくなります。もちろん生前葬をしても、本当に亡くなった時には家族葬や直葬というスタイルでも葬儀は執り行うことになるので、そのことは頭においておきましょう。
参加する立場になった時には、執り行う人の意図を汲み取り服装や髪型といった身だしなみにも気をつける必要があります。まだそれほど身近なスタイルではないことは確かですが、今後さらに需要は高まるのではないでしょうか。