2019年09月04日
葬儀で振る舞われる食事には意味があります。一般会葬者には葬儀に参列してもらったお礼の意味があり、遺族を含めた親族や僧侶が会食するのは、故人を供養するためです。精進落としは、一般的に火葬が済んだ後に行われます。
僧侶をはじめ、故人とゆかりのある人やお世話になった人達にお礼をしてねぎらうために行われる宴席です。また、近年では初七日供養の後に行われる食事会を兼ねて執り行われるケースも高くなっています。葬儀の会食に出席する場合は、遺族に配慮をするのが大切です。
お悔やみや励ましの言葉を述べるほか、なるべく短時間で会場を去るのがマナーと言えます。久し振りに再会した人がいたり、お酒が振舞われて気が緩んでしまったりする場合もあるでしょう。しかし、長時間盛り上がって会場に居座ることや、大声で会話するのは避けなければなりません。
基本的に故人について語り合い供養する場所ですので、個人的な会話や故人とは無関係な昔話などはマナー違反です。故人の死因などについても話題にはしません。また、食事を勧められて参列者が断るのは失礼になります。
故人を偲び供養する目的がある以上、出席するのがマナーです。どうしても時間がない時は遺族に辞退を申し出て、なるべく人目につかないように退場するか、席に着いて一口だけでも箸をつけてから退席するようにしましょう。