2017年08月29日
お通夜というのは、急な不幸の知らせを受けて取るものもとりあえず、急いで駆けつけましたということで、平服でもよいとされています。しかしながら、あまりにも普段着というのでは、いくら何でもまずいでしょう。せめて黒の洋服を選び、喪服を着られなかったとしてもそれに準ずる格好で行くのがマナーです。
とはいえ、最近はお通夜でもきちんと喪服を着用していくのが常識という考え方に変わってきていますので、会社帰りに寄らなくてはならないというときでも、喪服を持参し、どこか着替えられるところを確保しておく必要があります。
これくらいできないことには、社会人としての配慮が足りないと考えられる時代になったといっていいでしょう。昨今、葬儀会館での葬儀が行われることが増えてきていますので、あらかじめ会館に電話をするなどしておけば、もしかすると着替える場所を提供してもらえるかもしれません。
また、着替えた洋服を入れたバッグも預かってもらえるでしょうから、相談してみるとスマートに着替えができます。取り急ぎ駆けつけるといったかつての感覚はなくなり、明らかに葬儀の儀式の一つになっているのが昨今のお通夜です。
そのため、参列する際には告別式となんら変わりない格好で行くのが、もっとも間違いのないいでたちであるといえます。また、お焼香を済ませたらそのまま帰るというイメージがあり、実際のところ、そうする人がいる一方で、お弔いの最後まで残ってお経を聞き、哀悼の意を表することが遺族に対するマナーだと考える人も増えてきています。