2017年03月24日
数珠は葬儀や法要のときには欠かすことができません。由来はインドのヒンズー教のバラモンが使っていた起源とされています。日本で一般の仏教徒が使うようになったのは鎌倉時代で起源は御釈迦様の生誕よりも前とされていてインドから日本に渡ってきたと伝えられています。
もともとの意味は魔除けと福の授受で持っているだけで効果があるとされ、ひとりひとりの身代わりとなる仏具でお守りのようなアイテムとなります。家族間でも貸し借りをするものではありません。お通夜のときには特別に用意するものではありませんが、お守りのようなものなので常時携帯することが本来は普通です。
お通夜のときにも数珠があれば平服でも失礼にはなりません。持参していない場合でも故人に祈りをささげていないということにはなりません。自分の宗派が仏教でない場合には持っていないことが当然ですし、決してルール違反ではありません。数珠は仏教の仏具で、お葬式が無宗教やキリスト教の場合に行われた場合でも祈りを捧げる際使っても咎められることはありませんが、あえて持つ必要もありません。ただし、故人の遺志で無宗教にしている場合には持つことには違和感があります。故人のために行われているため遺志を尊重することが一番です。最近はブレスレットタイプなどのお守りやファッションアイテムとして素材や色が豊富にありますが、お葬式に参列した場合にはファションタイプのものは避けて普通のものを持参します。