急に訪れる知人や友人のお通夜ですが、最低限のマナーを知っておく事が大切です。その中でも一番悩むのが服装です。元々は亡くなってから執り行われるまでの時間がとても短いので、平服で良いとされていました。喪服で行くと、まるでその時を待っていたという意味もあり適切でないという理由からです。しかし現在では葬儀や告別式に参加することができずお通夜のみの参加という人も多くなり、故人との最後の時間として喪服を身に着ける人が多くなっています。
葬儀の世界も最近は、様々に変わってきています。それは主に、現代の生活や考え方に合わせるような形で変わって来たものが多いといえるでしょう。ただし、現在ではあまり使われていないことが残っていることも実はたくさんあります。その中でも有名なのが葬儀は友引を避けるという習慣です。現代ではかなり柔軟に対応する人が多くなってきた大安や仏滅などの六曜の考えです。それでも友引の葬儀だけはかたくなに避けられている背景にはどんなことがあるのでしょうか。
お通夜とか告別式に列席する時、香典を持参することが一般的になっています。このことは、お線香や抹香、供花といったものの代わりに、亡くなった人のご霊前の供えるものになります。現金を入れ、不祝儀用の熨斗袋に入れて、通夜とか告別式の始まる前に受付に差し出しものになります。また、通夜とか告別式にどうしても列席出来ない場合には、郵送する方法もあります。この時は、弔電を打ち、現金書留として送ることが良いでしょう。
お通夜とか告別式に参列する時には、男性でも女性でも喪服を着ることが基本です。しかし、仕事帰りであるとか仕事中と言ったことも考えられますので、ブラックやダーク系のスーツ、女性の場合はワンピースやスーツでも大丈夫です。また、腕時計や結婚指輪以外のアクセサリーは外していきましょう。派手なカウスボタンとか、腕時計も避けましょう。女性の場合では、涙を連想する白のパールネックレスが基本です。香典を持参することが普通ですが、この時はふくさに包んで持って行くことになります。