以前は、お通夜は臨終の際の看病の延長だと言われていました。息を引き取り、故人となってしまっても、その人はまだ生きている状態と故人となってしまった状態との堺にいると考えられていました。そこで、まだ中間の場所にいるうちになんとかまた行き返ってほしいと望み、故人が生きていたときと同じように食事を出して夜を一緒に過ごすという時間だったとされています。その後は亡くなったその晩は身内だけで営むという形になりました。
数珠は葬儀や法要のときには欠かすことができません。由来はインドのヒンズー教のバラモンが使っていた起源とされています。日本で一般の仏教徒が使うようになったのは鎌倉時代で起源は御釈迦様の生誕よりも前とされていてインドから日本に渡ってきたと伝えられています。もともとの意味は魔除けと福の授受で持っているだけで効果があるとされ、ひとりひとりの身代わりとなる仏具でお守りのようなアイテムとなります。家族間でも貸し借りをするものではありません。